鉄構技術記事詳細

2012年6月号 VOL.25 NO.289

・[特集]耐震補強―強く、美しく
・[Photo Topics]東京工業大 「グリーンヒルズ1号館」が竣工
・[interview]Rob Malkin氏
・[Topics]東京スカイツリー
・[Topics]名東産業 「ハイブリッドタブを開発」、今秋発売へ
・[Project]全国の建設プロジェクト
・[Strutect]土橋 徹さん

●特集:震災復興と鉄骨造建築 Part.2

・リボン状のブレースによる耐震補強
―浜松サーラリファイニングプロジェクトの設計と工事―
―――青木 茂/金箱 温春/種井 伸司
・九州厚生年金会館制震補強
―――結城 弘紀/岡崎 哲理/高橋 治/岡野 泰充/中田 修/前田 新一
・埼玉県第二庁舎の耐震補強
―制振ダンパーと鋼管カッターの組合せによる居たまま補強―
―――林 昌利
・仙台市役所本庁舎の耐震補強
―トグル制震構法を用いた耐震補強とその効果―
―――高瀬 裕也/佐々木 清
・補強は本当に行うべきか?
―既存鉄骨造の補強に関するBCPと意思決定―
―――高橋 治
・長周期地震動対策
―日建設計/三菱地所設計/清水建設/大成建設/竹中工務店―
・耐震補強例
―構造計画プラス・ワン/TIS&PARTNERS/日本設計/松田平田設計/安井建築設計事務所/大成建設/前田建設工業―
・Product introduction
―川金テクノソリューション/川金コアテック/光陽精機/三和テッキ/東海ゴム工業/日立機材/免制震ディバイス/JFEシビル/新日鉄エンジニアリング/構造システム/構造計画研究所/JFEシビル/耐震補強工法一覧―

●Photo Topics

・「グリーンヒルズ1号館」が竣工
―東京工業大 環境エネルギーイノベーション棟。自給自足のエネルギー設備―

●interview

・Rob Malkin氏
―オートデスク アジアパシフィック セールスディレクター―

●Topics

・東京スカイツリー
―シリーズ第23弾 東京スカイツリー News―
―Good Point 言問橋付近から―
・「ハイブリッドタブを開発」、今秋発売へ
―名東産業 始終端部で「溶接欠陥の発生をほぼゼロ」に―

●Project

・全国の建設プロジェクト(早分かり&一覧表)
―ビル/商業施設/工場/学校ほか―
・全国の建設プロジェクト(パース編)

●Strutect
鉄構技術
土橋 徹さん(森ビル 設計統括部 構造担当部長)

●表紙説明
風越公園カーリングホール棟
・表紙説明:完成予想CG(カーリングホール):山下設計提供
・表紙:谷口永治(編集部)
鉄構技術
 風越公園カーリングホール棟は我が国において最大規模を誇る、カーリング専用の建築物である。建築デザインは軽井沢町風越公園周辺の地形になじむような曲線形の屋根面を形成している。また隣接するスケートリンク(同社設計)の競技を観戦できるように南面にガラスカーテンウォールによる大開口を有しているのが特徴的である。構造形式としては、鉄筋コンクリート造の下部構造と鉄骨屋根架構からなり、カーリングホールの屋根架構はスパン約37mの平行弦トラスを屋根面形状なりに架ける方式としている。またふれあいホール部分には水平力を負担しない、シームレス鋼管の丸柱を採用し部材の極小化を行うことで視覚的な効果も狙っている。使用鋼材はSS400,SN400B,SN490B,STKN490で本体鉄骨のみの需要量は298tである。設計および監理は山下設計、施工は守谷・丸山特定建設工事共同企業体。鉄骨製作は長岡鉄工(長野)・東亜鉄工建設(名古屋)。竣工は2013年3月の予定。

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