鉄構技術記事詳細

2018年1月号 VOL.31 NO.356

・[特集] 2018年の建築・鉄構業界
・[gallery] 2018年の曙 建築・鉄構業界の躍進。
・[論文] 名古屋ビル(仮称)
・[論文] 阿南市新庁舎
・[Topics] 立道郁生先生(明星大学教授)の死去を悼む
・[News] 新日鐵住金グループ「NSエコパイル」事業をグループ内で再編
・[人HUMAN] 伊藤 潤一郎さん

・2018 構造設計の課題と展望

 超高層建築は建設ラッシュとなったバブル経済(1986年12月から1991年2月の51カ月間)期を凌ぐ勢いで進んでいる。特に2018年は首都圏で計画されている大型再開発プロジェクトが一斉に立ち上がり、基礎工事から地上部建設に移るプロジェクトも多い。「2018 構造設計の課題と展望」は、「特集:2018年の建築・鉄構業界」の一部として実施、構造設計の将来を展望する。同時に、新年恒例の再開発プロジェクトをカラーの完成パース+現場写真紹介、「超高層建設ラッシュの現場の今」を連載で紹介する。

・特集:2018年の建築・鉄構業界

 2020東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、建築需要は高まる一方、美しく機能的な街並みの構築、首都直下型地震・東南海地震などを見据えた長周期地震動対策、耐震設計のあり方や耐震補強など、課題も山積している。特集ではこれらの課題を見据え、「構造設計の課題と展望」をテーマに設計事務所、ゼネコンの構造設計部門のトップ、指導的な役割を果たす構造設計者ら計16人が執筆。IT化や働き方改革が進む中、鉄骨造建築の構造設計はどのように改革されるのかについて、将来を語る。

・特集:2018再開発プロジェクト

 全国的に活発な大型再開発プロジェクト。首都圏における超高層建築の建設ラッシュのほか、都市部を中心に大型プロジェクトが立ち上がり、延床面積1~2万㎡規模の大型案件や、全国的に建設が活発なホテルも件数は減ってきたが、中・大型化の傾向が目立つ。デザイン性の高い建物やディテールに工夫を凝らした建物が増え、鉄骨製作など「ものづくり力」を問われる建物も多い。連載企画「2018 再開発プロジェクト」Part.1は、東京都内に建設する計23件の超高層建築の現場を紹介する。

特集:2018年の建築・鉄構業界

2018年構造設計の課題と展望(氏省略)
 ――小林 裕明/千馬 一哉/郭 献群/渡邊 朋宏/栗田 進/鳥井 信吾/小林 秀雄/藤森 智/小川 一郎/森高 英夫/山中 昌之/吉貝 滋/丑場 英温/細澤 治/岡本 達雄/中原 理揮
再開発プロジェクトの展望 Part.1
全国の建設プロジェクト―ビル/商業施設/工場/学校ほか
全国の建設プロジェクト―Image 編
全国の建設プロジェクト―月別分析:2017年9月

・[gallery] 2018年の曙 建築・鉄構業界の躍進。

名古屋ビル(仮称)
 ――柱PCaPC造+梁S造のハイブリット構造による免震事務所ビルの構造計画―
 ―――城戸 隆宏/宮久保 亮一

阿南市新庁舎
 ――二重偏心トラス梁の設計と施工
 ―――石田 大三/西村 京一郎/片山 良一/石野 弘樹

立道郁生先生(明星大学教授)の死去を悼む
 ――川口衞先生弔辞「研究開発において『発想におけるフレキシビリティー』を見事に習得」
 ―――松尾 智恵

●News

・新日鐵住金グループ 「NSエコパイル」事業をグループ内で再編
・神戸製鋼所 可搬型溶接ロボット「石松」の事業を統合
・大林組 鉄骨柱・梁の溶接作業を自動化「現場ロボット溶接工法」開発
・新日鉄住金エンジニアリング オフィスビル、大型物流施設2棟に着工

●Event

・ファーストクルー 「Revit⇔FAST Hybrid 双方向ダイレクト連携説明会」
・日本建築学会 第23回「構造デザインフォーラム」を開催
・アトリエ構造設計事務所8社 「構造設計キャリアセミナー」を開催
・日本建築学会 「コロキウム構造形態の解析と創生 2017」
・日本建築学会国際委員会CIB委員会地震防災小委員会 「海外の構造基準と耐震設計の事例紹介」開催
・日本鋼構造協会 「鋼構造シンポジウム 2017」を開催
・NTTファシリティーズ総合研究所 「SEIN木造セミナー2017」開催
・日本建築構造設計事務所協会連合会 「FASA全国大会(東海大会)」を開催

●BIM News

・A&A(エーアンドエー)「Vectorworks 2018」シリーズを発売
・A&A(エーアンドエー) 新製品発表会「Vectorworks Live」を開催
・BIMベンダー6社 札幌、福岡で「BIMセミナー」を開催

●年間総目次

・年間総目次 2017
 ――2017年1月~12月号(VOL.30 No.344~355)

●Strutec Data

・2017年9月の都道府県別建築着工面積/2017年10月の建築着工面積
・2017年度上期(4 – 9月)の着工面積と鉄骨需要量

●Regular

・IASS 2016 TOKYO 21世紀の空間構造の現状と展望
 ――第六回 IASS 2016 東京シンポジウム報告(6)
 ―――宮津 裕次/浜田 英明/大家 貴徳/古市 渉平/小澤 雄樹
・建設関連産業の未来のための技術評論
 ――第90回 日本の品質基準・検査論
 ―――藤盛 紀明
・とある構造技術者がみた建築
 ――第28回 芸術としての建築
 ―――大氏 正嗣
・真構造道場
 ――第29回 「2018年戌年」の巻
 ―――高橋 治
・リレーエッセイ 建築と私 255
 ――「免震積層ゴムの取り換え」
 ―――田村 茂智

・人HUMAN 伊藤 潤一郎さん
20180-01

●表紙
鉄構業界の曙(東京スカイツリーと日の出)
20180-02

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