2021年12月号 VOL.34 NO.403
・[特集] 2022年BIMの動向と課題
・[gallery] ニチガス大型ハブ充填基地「夢の絆・川崎」
・[鉄のデザイン] “夢の絆・川崎”プロジェクト
・[News] 鹿島建設など5社 新たなデジタルヘルス証明の共同実証を開始
・[Event] 日本建築学会「アーキニアリング・デザイン展2021」を開催
・[Event] A-Forum KD研究会第0回 「熱く闘いし、構造家たち」
・[人HUMAN] 島村 高平さん
・BIM特集で取り上げられた多様なテーマ
テーマは、Data-centric Designのすゝめ、構造設計部での取り組み、標準化の検証と実装、社外から社内へのフィードバック、分類体系とコストマネジメント、運用・維持管理段階のBIM活用、BIMを活用した複合現実、BIM活用の実践とビジョン、次世代BIM-FM、デジタル戦略、構造設計におけるBIMの取り組み、三次元配筋モデルの活用、DXに向けたBIMの可能性、BIMを活用したソフトエンジニアリング、BIMモデルを活用した効率的・効果的な設計。BIM教育の現状は、大学、高専、専門学校の計12校を紹介する。
・特集:2022年BIMの動向と課題
Withコロナ時代を迎え、多様な働き方改革の推進により建築業界は設計BIM、施工BIM、維持管理など様々な方向性が見えてきた。国交省主導による建築BIM推進会議の活動も活発になってきた。今後、BIMはどのような方向に動くのか。設計各社の目指す方向性、BIMの使われ方、新しい取り組みや課題などのほか、約3年ぶりにBIM教育にもスポットを当てた。特集では、設計・施工16社がBIM適用の現状、今後の展開について執筆。BIMを主導する団体の最新の状況に加え、BIMツール・情報なども紹介する。
・連載:鉄のデザインにみる構造・施工の多様性
第16回は「“夢の絆・川崎”プロジェクト—大型膜構造の海外調達<課題と展望>—」。川崎市・浮島に建設されたニチガス/LPガスハブ充填基地で、構造は鉄骨構造の屋根をテフロン膜材(0.8mm厚PTFE+ガラス繊維)で葺いた骨組膜構造。充填場とトレーラー置場で構成し屋根総面積は約7,500m2。作業者や職人の高齢化、若年層の人口減少や職種の多様化などに対応し、材料や構造物などを海外からの調達に委ね、コスト低減と効率化を図った。海外工場の選定、鋼管加工、コロナ禍による諸問題を解決して建設された。
特集:2022年BIMの動向と課題
・BIM国際標準化団体「buildingSMART International」の標準化サミット会議報告
――山本 愛/遠藤 賢/足達 嘉信(鹿島建設)
・標準化の進捗
――大越 潤(BLCJ建築部会 構造WG)
・設計ワークフロー
――本多 裕作/鈴木 彩子(梓設計)
・Data-centric Designのすゝめ
――富岡 良太/春田 典靖(Arup)
・久米設計構造設計部での取り組み
――伊藤 央(久米設計)
・標準化の検証と実装
――坂井 悠佑(日建設計)
・社外から社内へのフィードバック
――武居 秀樹/吉原 和正/本間 智美(日本設計)
・分類体系とコストマネジメント
――山之口 靖幸(松田平田設計)
・運用・維持管理段階のBIM活用
――繁戸 和幸(安井建築設計事務所)
・BIMを活用した複合現実
――中村 允哉(大林組)
・BIM活用の実践とビジョン
――脇田 明幸(奥村組)
・次世代BIM-FM
――矢嶋 和美/バタタマーシュ/細田正紀(鹿島建設)/伊藤 長磨(グローバルBIM)
・清水建設のデジタル戦略
――今井 敬(清水建設)
・構造設計におけるBIMの取り組み
――萱嶋 誠(大成建設)
・三次元配筋モデルの活用
――小町 祐介(戸田建設)
・DXに向けたBIMの可能性
――綱川 隆司(前田建設工業)
・BIMを活用したソフトエンジニアリング
――岩永 将信(九州第一工業)
・BIMモデルを活用した効率的・効果的な設計
――馬場 勇輝(安井建築設計事務所)
・BIM教育の現状
――東北工業大学建築学部建築学科 許研究室/金沢工業大学建築学部建築学科 下川研
究室/工学院大学建築学部建築学科 岩村研究室/芝浦工業大学建築学部建築学科建築
生産マネジメント研究室(志手研究室)/東京工芸大学工学部工学科建築学系建築コー
ス/早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科 石田航星研究室/学校法人鹿光学園
青山製図専門学校 建築学部・インテリア学部/日本工学院八王子専門学校 テクノロジ
ーカレッジ 建築学科/建築設計科/広島工業大学環境学部建築デザイン学科/米子工
業高等専門学校建築学科(現在の1年生からは総合工学科 建築デザインコース)/麻
生建築&デザイン専門学校建築工学科・建築学科・建築CAD科・BIMゼミ/東北工業大
学工学部建築学科(建築学教育プログラム)
・日本設計・オートデスク 国内のBIM本格的普及に向けて包括契約を更新
・福井コンピュータアーキテクト 国産BIM建築設計・施工支援システム「GLOOBE 2022」
・A&A(エーアンドエー)「Vectorworks 2022」を来年1月14日に発売
・トプコン 「TOPCON “BuildTech”建築施工ソリューションセンター」
・Archi Future実行委員会 「Archi Future 2021」開催
・Product introduction
――エーアンドエー/オートデスク/グラフィソフトジャパン/福井コンピュータアーキ
テクト/トリンブル・ソリューションズ/構造システム/ユニオンシステム/ソフトウェ
アセンター/カルテック/ドッドウエル ビー・エム・エス/データロジック/ファースト
クルー/テクリード/日本ファブテック/タイワ/日鉄建材
・[gallery] ニチガス大型ハブ充填基地「夢の絆・川崎」
●鉄のデザイン 連載 第16回
・“夢の絆・川崎”プロジェクト
――大型膜構造の海外調達<課題と展望>
―――法月 篤(TRA・K)/松井 宏彰/沐 宜平(台湾泰格開発)
●News
・鹿島建設 災害事例を見える化するシステム「鹿島セーフナビ(K-SAFE) 」開発
・鹿島建設 非GNSS環境下で自律飛行可能なドローン開発
・鹿島建設 「遠隔集中管制システム」を開発
・鹿島建設など5社 新たなデジタルヘルス証明の共同実証を開始
●Event
・超高層ビルに木材を使用する研究会 「第9期総会・記念シンポジウム」を開催
・日本建築学会 「アーキニアリング・デザイン展2021」を開催
・日本建築学会関東支部 「構造デザインフォーラム2021」を開催
・KD研究会第0回 「熱く闘いし、構造家たち」
・SASST 「鉄骨技術フォーラム2021」を開催
・構造システム・グループ 「建築とITのフォーラム 2021」開催
●Project
・全国の建設プロジェクト―ビル/商業施設/工場/学校ほか
・全国の建設プロジェクト―Image 編
・全国の建設プロジェクトの見方
●Strutec Data
・2021年8月の都道府県別建築着工面積/2021年9月の建築着工面積
・2021年度上期(4-9月)の着工面積と鉄骨需要量
●Regular
・A∩C:建築とコンピューター
――〈第42回〉 建設業に特化した自動化志向の現況
―――樋口 一希
・建設関連産業の未来のための技術評論
――第137回 DXとTQC
―――藤盛 紀明
・真構造道場
――第76回 「平成元年の研究室」の巻
―――高橋 治
・リレーエッセイ 建築と私 302
――「建築の 理学の精華 かぐわしき」
―――高橋 治
・人HUMAN 島村 高平さん(大成建設株式会社 設計本部 室長)
●表紙
ニチガス大型ハブ充填基地「夢の絆・川崎」